平成6年築    161.78㎡　一棟アパート

築29年のこちらの物件は、長年の雨風で外壁塗料が剥げてしまい、配管や換気フード等も錆や汚れがひどく、築年数以上の年季を感じさせる建物でした。

外壁塗装後のAFTER写真はあいにくの曇天の中撮影しましたが、晴天時にはホワイトの明るさとマットなブラックの縁取りのコントラストが映える美しい外観へと生まれ変わりました。

配管や設備の塗装部分は、設備本体のみをアクセントカラーのブラックで塗装し、窓格子や細かい配管などはベースのホワイトで壁と同化させることで、スッキリとした外観を作っています。

建物には内部に雨水が侵入しないように様々な工夫が施されていますが、外壁材表面に塗料を塗ることによって塗料の膜（塗膜）が形成され、建物の一番外側でその塗膜が外壁材から雨水が侵入することを防いでくれます。塗膜は日々紫外線や雨水にさらされており、経年劣化によって防水機能が徐々に低下していくため、定期的に外壁の塗り替えや補修などを行うことで、防水機能が長く保たれ、建物の寿命をのばすことができます。また、弾性塗料と呼ばれる防水性に特化した塗料を使用してより高い防水機能を持たせたり、汚れにくい塗料を使用して防水機能が長持ちするようにさせることも可能です。

美観だけでなく、防水面でも必要不可欠な外壁塗装。木造アパートを長く美しく使用するために、10年～15年に一度は検討して頂きたい工事です。

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